現状の岡山では1番ではないでしょうか。客室の広さという事で言えば、シングルなどビジネス並ですが新しい分センスもよく使い勝手も比較的よく考えられており大きな不満はありません。残念なのはロビーをはじめとしたパブッリクスペースが非常に手狭な点です。メインロビーにさえゆっくりと寛ぐスペースが無いというのは残念です。単に寝るだけの場所としては問題ありませんが、残念ながら非日常感を得られるホテルではありません。
確かにハイクラスなホテルですが、いわゆる世間一般にいうハイクラスというにはちょっと無理があると思います。同じJR西日本系列のグランヴィアでも京都と比較するとかなり格下の印象は否めません。客室は昨年からリニューアルを進めており改装後の客室は価格に見合うレベルにようやく達したかなという感じですが、改装前の客室は広さこそ平均的な水準にあるものの、カーペット等の劣化がかなり進んでおりもはやシティ−ホテルの水準には無くビジネスホテル並です。サービスはスタッフによるばらつきが大きいのが難点です。中には要望の一歩先を行くサービスを提供してくれるスタッフもいますが、客とすれ違ってもお辞儀の一つもしないスタッフも目立ちます。また、何度も食中毒を出している事も評価を下げる一因です。卑しくもラックレートで2万円台の室料を掲げているホテルとしてはあってはならないことだと思います。料理自体のレベルは帝国ホテルの技術指導を受けて、改善に取り組んでいるのですが味云々以前に安全性が確立していないのではお話になりません。レベルが停滞しているのにホテルに危機感が薄いのはJR西日本というバックボーンの存在が、悪いほうに作用しているのでしょうか。立地から言っても岡山を代表するホテルには違いないのですから、どこに出しても恥ずかしくないホテルになって欲しいと思います。